防災ノート_311を忘れない_小学校
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しむすよつひきかわおたこごわいあいてあのといろかぎむひいううきほじごいこききかあごもうとわかこうずいたでんごんいひなん①②③④⑤しふ ~先生や 族の人と使い方をたしかめよう~さいがいようでんごんれんらくさきかくにんいちあぶひなんかぞくれんらくしんじせんせいだいさいがいはっせいじしんこどもでんごんろくおんこどもさいがいようでんごんときひなんおくときれんらくさきぶじさいがいしゅべつつかかたかぞくひとあんぴかくにんこどもたとあんぴかくにんろくおんながしりつよねさきしょうがっこうれいちかこうえんげつれいだいこうえんあれいしょうがっこうばしょじょうきょうさいろくおんながじたくでんわばんごうしがいばんきょくにっぽんねんつかかたこえでんごんばんほごしゃさいせいごしゃろくおんでんごんほごしゃでんでんごんさいせいやくいっやさいしんくるまはいがっこうこえ東京大学名誉教授    阿部 勝征も危機管理教育研究所代表 国崎 信江たいおうわたしときつかご朝日新聞社 阿部和夫(元宮城県石巻市教育委員会教育長)  石黒敬章  石巻日日新聞社伊豆大島火山博物館 稲むらの火の館 岩手県教育委員会 岩手県陸前高田市教育委員会岩手県陸前高田市立米崎小学校 岩波書店 浦安市立図書館 江戸川区立船堀小学校 大田区 海上保安庁 鎌倉虚子立子記念館 鎌倉市観光協会 気象庁気象科学館 気象庁東京管区気象台共同通信社 近代消防社 警察庁 警視庁 講談社 公益社団法人土木學會 江東区立枝川小学校高徳院 神戸市 神戸新聞社 国土交通省利根川上流事務所 国土交通省澤井史郎(福島県いわき市立湯本第二中学校長) 産経新聞社 品川区(しながわ防災体験館) 時事通信社 杉並区立杉並第七小学校 鈴木洋子(前宮城県石巻市立門脇小学校長)台東区立下町風俗資料館 台東区立中央図書館 中央区立泰明小学校 中日新聞東京新聞筑波大学附属図書館 東海新報社 東京消防庁 東京都江戸東京博物館東京都大島町観光商工課 東京都学校防災教育推進委員会 東京都復興記念館 東京都水道局なか東京都総務局総合防災部 東北地方整備局「震災伝承館」 都政新報内閣府 中野区 日本経済新聞社 日本清涼飲料工業会 福島県いわき市教育委員会福島県いわき市立高久小学校 福島県いわき市立久之浜第一小学校 文藝春秋社 防衛省 毎日新聞社宮城県観光課 宮城県気仙沼市教育委員会 宮城県東松島市教育委員会 宮城県東松島市立大曲小学校宮城県東松島市立宮戸小学校 三宅村教育委員会 弥生美術館 湯島天神 読売新聞社でんごんろくおんひとたち和歌山県観光課 和歌山県広川町教育委員会 新宿区立花園小学校 ※ 「3.11を忘れない」を制作する上で御協力いただいた関係部署等※ 制作協力には図版・写真提供を含む。じえいたいひとしんさいまあたらほんとうせんせいぶっ しあつなかしょうがっこういまじ ぶんひとささまなとくじっかんげつかんきんじょひとくるまながみせひとひとなん どれいひなんあたたきんじょひとたすひといえうんどうへん じあによるこだい じがっこうとどぶっ しぶっ しがっこうほんとうともだちはなひとたちぜんこくおくあめなかまちすこわたしたちし えんにんげんじ ぶんもくきょうしょうとうか ぞくと避難先や連絡先を確認しようがくせいひなんさきごやくひとささおおしんいえながれいものでんわばんごうものほんとうはなそつぎょうおとこしょうがっこうにねんせいものたいせつかえあねものつかでんごんがくようひんしょくひんるいうれしぶっ しおうえんむねあつに ほんれいてがみたいひょうあいだいえたかだいはんぶんなかほんとうはははなつかふるものせっちつかものひとろくおんやくじ ぶんわたしたちせいかつようひんまいにちつかじゅうひとたちし えんもくひょうじ ぶんでんごんはなしたいけんなみみずでんきこめきんじょどうしくるまちちははたまごいっぽんさききもなん どつかほんとうわたしかえ「天災と国防」寺田寅彦 経済往来  「評解 小倉百人一首(増訂版」京都書房ひなんにちわたし新日本古典文学大系45「平家物語」梶原正昭・山下宏明校注 岩波書店  雑誌「近代消防」近代消防社 平成17年~23年「ビジュアル版 幸せを運ぼう」「ビジュアル版 幸せを運ぼう」制作委員会  とき「平成23年度版 防災白書」内閣府  「言葉の力」猪瀬直樹 中公新書ラクレ わたし阪神淡路大震災ノート「語り継ぎたい。命の尊さ」〈新版〉住田功一 学びリンクかいせつなが「理科年表」平成23年・机上版 国立天文台 丸善かしょうあんぜんみち87ガイダンスが流れる○○です。△△に避難しています。録音ガイダンスが流れる自宅の電話番号を市外局番からダイヤルし、伝言を録音する保護者(伝言の再生)再生1をプッシュする「3.11を忘れない」参考文献・資料じぶんこれからの自分参 考 図 書じてきがつ一時的に避難するところ例 近くの◎◎公園など 3月11日に起こった大地震と大津波。それから約五か月の間に、私はいろいろなことを体験し、さまざまなことを学んだ。特に実感したことは、人と支え合うということだ。例 ◎◎大公園など①が危ない時や行けない時に避難するところ 震災後の約一か月間は、近所の人達との支え合いが大きかった。私の家は高台にあり、津波の例 ◎◎小学校など避難して生活を送るところ被害からまぬがれたものの、車が流された。親せきの家は、半分が流された。水も電気もない。でんわつう電話も通じなかった。すべてのお店も流され、買い物もできない。そんな中で、近所同士がお米れんらくさきかぞく官公庁関係「首都直下地震等による東京の被害想定」東京都防災会議地震部会例 電話番号 族の連絡先だあくるま「東京都地域防災計画」東京都防災会議  「みんなの防災ガイドブック」東京都や野菜を出し合って食べることができた。ガソリンを分け合ったり、車を貸してくれた。車を借り「東京都防災対応指針」東京都  「私たちの東京を地震から守ろう」東京都 族に連絡がとれない時の連絡先たおかげで、親せきの人たちが無事なことを確かめ、どこに避難しているかが分かった。父と母は、「東京都の防災対策の手引き~首都東京が直面する危機への備え~」東京都平成24年度版「地震と安全」東京都教育委員会  「学校危機管理マニュアル」東京都教育委員会た車を貸してくれた人に、何度もお礼を言っていた。いつも普通に食べていた、牛乳や卵など手に※地震や洪水など、災害種別によって避難する場所が変わることがあります。高等学校「保健」補助教材「災害の発生と安全・健康~3・11を忘れない~」東京都教育委員会入らない。となりに住んでいるおばさんが、「いただき物の牛乳だけど、どうぞ。」と言って、一本「中央防災会議1896明治三陸地震津波報告書」内閣府  「防災48」総務省消防庁わの牛乳を分けてくれた。温めて飲んだ牛乳は、本当においしかった。また、 「子どもたちが先にど文部科学省「日本の地震活動」「地震発生のメカニズムを探る」東京都「東京都防災ホームページ」ホームページ東京消防庁「東日本大震災関連ページ・救急アドバイス」伊豆大島火山博物館ホームページうぞ。」とお風呂を準備してくれた近所の人もいた。久しぶりのお風呂は、本当に気持ち良かった。品川区防災ホームページ  東京臨海広域防災公園ホームページほんとう祖母は、 「本当に助かる。」と、しみじみ話していた。海上保安庁「東日本大震災関連ページ」 国土交通省「台風による被害ページ・水害関連ホームページ」気象庁「気象科学館・台風被害・火山被害ページ 平成21年3月」 警視庁「東日本大震災関連」 ある日、自衛隊の人が家に来て、 「小学校を卒業する男のお子さんがいると聞いてきました。ラ内閣府「防災情報のページ」  「稲むらの火の館」ホームページ  msn産経ニュースははンドセルと、学校の運動着をゆずってくれませんか。」と、母に話していた。母はすぐに、 「大丈夫総務省消防庁ホームページ  総務省一般戦災ホームページ  警察庁「東日本大震災情報ページ」です。どうにかなりそうです。」と返事はしたものの、 「二年生が使うには、古すぎるね。」と言って、し知り合いに声をかけ、兄のランドセルよりきれいな物を届けた。監     修 自衛隊の人は、とても喜び、大事に持ち帰った。大切に物を使うということは、何度も使うこと 地震など大災害発生後に、安否確認などの対応としてNTTが設置する「声の伝言板」(伝言メール)です。ができる。私のランドセルがこわれた時、姉の物を使った。自分の物が人の役に立つことは本当制 作 協 力このシステムを使えば、例えば、子供が被災後の状況を伝言で録音し、その録音した伝言を保護者が電こどもきに嬉しい。話で聞き、子供の安否を確認することができます。 震災後、ようやく学校に行けるようになってからのこと。私達は、たくさんの支援物資を受け取った。地域に届く物資。学校に届く物資。食品、衣類、学用品、生活用品などたくさんいただいた。子供(伝言の録音)真新しいノートや鉛筆。本当におどろいた。とても嬉しかった。「毎日のように、たくさんいただいて本当にいいのかな。」などと、友達と話したこともある。保護者が録音された伝言を聞く 先生から、 「全国の人達が、送ってくださった物資です。感謝して使ってください。」と話があっには、2をプッシュします。た。物資の中に「がんばってください。応援しています。つらいのはあなただけじゃないよ。」といっ子供が171にダイヤルするたメッセージカードもそえられていた。優しい字。胸が熱くなった。 暑い中でも、雨の中でも、がれきをかたづけようと日本中の人達が来てくれている。みんなボランティアの人達だ。町は少しずつきれいになっている。日本ばかりではない。アメリカやカナダからも小学校を訪れ、私達をはげましてくれた。 今の自分には、支援を受けたことに対して、お礼の手紙を書くことぐらいしかできない。いつかは、じ ぶんなお、東京都教育委員会においては、次の者が本書の作成に当たった。自分も人を支えることができる人間になりたい。それがたくさんの支援を受けてきた私のお返しだ。      教育庁指導部指導企画課長         出張 吉訓ひとささ人を支えていくということ、自分の目標を持つということ。これからは、自分の目標に向かってがん      教育庁指導部主任指導主事         石田  周      教育庁指導部指導企画課統括指導主事    熊谷 恵子ばっていきたい。      教育庁指導部指導企画課課務担当係長    西脇 良和いわてけん      教育庁指導部指導企画課指導主事      千葉かおり陸岩手県前高田市立米崎小学校 5年 佐々木 恵利佳   (所属は平成25年3月31日現在のものである。)「171(災害用伝言ダイヤル)」の使い方は?171資料3 安全の道しるべ171(災害用伝言ダイヤル)を知ろう復興に向けて・・・被災地から、東京都の小学生にメッセージをいただきました。

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