関東大震災復興100年教材 中学校・高等学校版
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ふくしょうあとふくひ ふくしょうあとしょうあとふくしょうあとひひひ 被服廠跡では、地震発生の9月1日から9月3日の午前中まで火災は続きました。 老若男女を問わず多くの避難者で埋め尽くされていたため身動きがとれず、消火活動もできませんでした。狭い敷地に大量に運び込まれた家財道具に引火したため被害が拡大しました。※被服廠跡:軍服や軍靴などを作る工場があった場所。地震発生当時は空き地になっていました。震災の様子をみてみよう。⬆関東大震災⬆完全再現 関東大震災の激震 関東大地震は、近代化した首都圏を襲った唯一の大地震であり、死者・行方不明者約10万5千人、全壊・全焼住家約29万棟に上り、電気、水道、道路、鉄道等のライフラインにも甚大な被害が発生しました。東京で一番揺れが激しかったのは現在の墨田区や江東区一帯で、家屋の2〜3割が壊れたと言われています。また、地震の被害以上に、火災によって多くの人が亡くなっており、多くの建物も失われました。9月5日、6日頃の被服廠跡被服廠跡に運び込まれた品々Research被災状況について知ろう1 災害の様子

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