第三章防災対策東京都の備蓄倉庫内の様子クラッカーアルファ化米(北区ホームページから作成) 毛布鍋セット 各自治体は賞味期限前の食料の入れ替え、資材の定期的な保守・点検などを実施し、いざという時に備えている。表1 備蓄品目及び数量(令和2年4月現在)クラッカー類(賞味期限5年)アルファ化米(賞味期限5年)即席麺(ランニングストック)毛布敷物(カーペット等)鍋セットやかん簡易トイレ 自治体は災害に備えて備蓄倉庫を設置し、資機材、食料や水、日用品や生活必需品、衣料品などをストックしている。●備蓄倉庫の概要 自治体は災害に備え、防災備蓄倉庫に様々な備蓄物資を保管している。備蓄倉庫は自治体の専用防災倉庫や避難所に指定されている小・中学校、高校、公共施設などに設置されている。 一般的な備蓄品は救助工具や発電機などの資機材、おおむね3日分の食料や水、毛布や仮設トイレなどの日用品・生活必需品、医薬品などである。●東京都の備蓄品 備蓄品の内容は自治体によって異なり、東京都では、都が管理している倉庫20か所及び区市町村が管理している倉庫約700か所に、避難所生活者用の備蓄品を備蓄している。令和2年4月現在、生活必需品の毛布約65万枚、敷物約101万枚、クラッカー類やアルファ化米、即席麺などの食料を約1,050万食備蓄している。 東京都は、震災発生後の3日間は、区市町村と東京都との備蓄食料で、4日目以降は炊き出しなどで対応する計画を立てている。自治体の備蓄には限界があるので、3日分程度の食料や水を各家庭で準備しておくことが望ましい。●備蓄倉庫の保守・点検品 目数 量約336万食約494万食220万食約65万枚約101万枚約2万4千個約8千個約7千9百個『災害用マンホールトイレ』 災害時にはマンホールの蓋ふたをはずし、便器を取り付け、テントを設置して仮設トイレとして使用することができる。マンホールは下水道まで取り付け管を敷設し、排尿は下水に流れる仕組みになっている。933-3 備蓄倉庫
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