防災ノート_311を忘れない_高等学校
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大地震発生出典:「私たちの東京を地震から守ろう」「学校危機管理マニュアル(概要版)」から作成大揺れが大揺れおさまってくる2分~5分状況の把握図る初期消火半日~3日2~3日は自分でしのぐ隣近所で助け合い3日以降地域・行政と協力復興[棚やロッカーのある場所] 棚やロッカーから離れ、広い空間に身を寄せる。机やテーブルの下が安全と判断した際にはその下に入る。[プール] プールのふちに移動し、ふちをつかむ。 大きな揺れがおさまるまで待ち、負傷者がいたら介護し、教職員への連絡や保健室へ搬送などの行動を起こす。本震が終息した後も自主的に秩序維持に努め、整然と指示を待つ。●在校時の避難経路の確保 地震発生後に落ち着いて避難するためには、平常時から防災意識を働かせ、いざという時に避難しやすい状況を保っておく必要がある。・校舎内では2方向の避難経路を設定する。・避難通路上に邪魔になるような物品を置かない。・校舎内の階段の壁面や天井が落下する危険がないか大揺れはおさまったが余震の襲来がある5分~10分10分~半日初期救出・救助活動学校の指示に従い避難行動(帰宅・避難所等)我が家の安全確認確認する。・出入り口のドアの開閉を確認する。●避難行動 地震発生後、身の安全を確保した後で避難が必要になる場合がある。例えば、火災が発生して消火が難しい場合や、建物が傾いて危険だったり、避難指示や避難勧告が出された場合などが考えられる。 避難は校庭などの安全な場所への第一次避難、空き地や公園、高台などへの第二次避難、帰宅又は保護者図1 地震が発生した時の行動 地震が発生したらどう行動すべきか、日頃から避難訓練や防災訓練の意義を理解して実践的な訓練を繰り返し行うことが大切である。●地震発生時の行動と対応 地震発生時の被害を最小限に抑えるには、一人一人が慌てず、適切な行動をとることが重要である。地震が起きたとき、揺れの状況や時間の経過に応じて自分がどのように行動すべきか、日頃から想定しておくことが大切である(図1)。●在校時に地震が発生した時の行動[教室内] 机の下が安全と判断した際には机の下に入り、机の脚を対角線上にしっかりつかみ、近くの窓や壁と反対側を向く。机の下以外にも安全な空間があれば身を寄せる。特別教室などで実験中であれば危険物(実験器具棚、調理用具棚、工具類、実験器具、工具、アイロン、ディスプレイ等)から離れる。[体育館やグラウンド] 頭、首を持ち物や両手でかばい、壁やフェンス、校舎などの建造物から離れて中央部に移動し、頭部を保護してしゃがむ。建物の構造によっては、柱や壁に寄り添う方が良い場合もある。[廊下や階段] 窓ガラスや蛍光灯の落下を避け、中央部で姿勢を低くする。近くの教室の机の下にもぐる。[トイレ] ドアを開いて頭部を保護し、様子を見る。揺れの状況時間経過0分~2分身の安全を学校では自宅では903-1 地震発生時の行動と避難訓練・防災訓練  

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