防災ノート_311を忘れない_高等学校
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原因別原因別原因別交通ライフライン帰宅困難者の発生避難者の発生(ピーク:1日後)エレベーター閉じ込め台数災害要援護者死者数自力脱出困難者震災破棄物 第一章第一章災害について災害について 規 模時期及び時刻風 速死者負傷者(重傷者)ゆれによる建物全壊急傾斜地崩壊による建物全壊地震火災ブロック塀落下物建物被害※2ゆれ液状化などによる建物全壊地震火災道路鉄道※3電力施設通信施設ガス施設上水道施設下水道施設冬の朝5時4m/秒5,089人4,489人123人378人97人2人114,600人(11,302人)110,119人154人805人3,349人172人89,976棟75,668棟14,711棟2.3%0.8%7.3%0.7%6.5~84.6%36.9%23.2%2,556,330人5,047台2,343人36,761人3,005万トン4m/秒5,115人4,489人123人403人97人2人114,658人(11,319人)110,119人154人864人3,349人172人90,947棟75,668棟15,707棟2.3%0.8%7.3%0.7%6.5~84.6%36.9%23.2%2,560,236人5,048台2,354人36,761人3,007万トン多摩直下地震冬の昼12時8m/秒4m/秒3,546人2,840人111人496人97人2人94,799人(9,724人)89,859人139人1,280人3,349人172人99,788棟75,668棟24,811棟2.3%0.8%7.6%1.0%6.5~84.6%36.9%23.2%5,166,126人2,596,041人5,066台1,842人29,523人3,028万トン2,739,518人5,123台2,505人30,626人3,111万トン冬の夕方18時8m/秒表2 多摩直下地震(M7.3)被害想定総括表[ライフライン]全体の停電率は8.8%だが、小平市な1 東京湾北部地震の被害想定ど3区7市では15%以上が停電する。固定電話不通率条(M7.3・風速8m/秒・冬の夕方18時・P82 表1) は区部で1.3%、多摩で4.1%の被害が発生する。ガス8m/秒件4,658人4,732人3,516人[震度]最大震度7の地域が出るとともに、震度6強のの供給支障率は最大84.6%となる。上水道は奥多摩町3,220人3,220人2,840人ゆれによる建物全壊地域が広範囲となる。震度6強以上の範囲は、区部の109人109人111人急傾斜地崩壊による建物全壊以外で断水が発生し、断水率は36.9%に達する。下水1,229人1,302人465人地震火災約7割に達する(P82 図1)。道管きょ被害率は区部で23.5%、多摩地域は22.9%で、97人97人97人ブロック塀人的[建物被害]都内の約283万棟のうち、揺れ・液状化等(P822人2人2人落下物全市区町村で被害が発生する。 被100,983人(10,871人)94,701人(9,696人)101,102人(10,902人)害図2・3・4)で11万6,224棟、地震火災(P82 図5)92,831人89,859人92,831人[避難者]建物の被害等による避難者は1日後のピーク137人137人139人で18万8,076棟、建物被害は約30万4,300棟となる。時には275万6,681人となる。4,494人4,614人1,182人[人的被害]9,641人が死亡し、14万7,611人が負傷3,349人3,349人3,349人[帰宅困難者]都内滞留者と内外からの訪問者を合わせ172人172人172人する。死者のほとんどが建物被害と火災被害による。て516万6,126人が帰宅困難者となる。135,118棟139,436棟98,230棟75,668棟75,668棟75,668棟[交通被害]震度6強で建物倒壊が生じる地域では、沿[エレベーター閉じ込め]5,130台で閉じ込めが発生す61,323棟65,770棟23,211棟物道建物の倒れ込みによる細街路の閉塞が想定される。2.3%2.3%2.3%ると想定される。的0.8%0.8%0.8%被区部西部から東部の木造住宅密集地域の閉塞が想定さ害8.7%8.8%7.6%3 元禄型関東地震の被害想定れる(P82 図6)。1.9%2.0%0.9%6.5~84.6%6.5~84.6%6.5~84.6%[ライフライン]停電は区部で多く発生し、全体の停電[津波]元禄型関東地震の津波シミュレーション結果36.9%36.9%36.9%23.2%23.2%23.2%率は17.6%、墨田区は60%以上が停電する。固定電話では、地殻変動を考慮した最大津波高は東京湾沿岸で不通率は区部で10.0%、多摩で0.7%の被害が発生する。*T.P.+1.9m〜+2.6m程度である(図1)。また、最大2,589,796人2,756,681人5,130台5,063台そガスの供給支障率は最大74.2%となる。上水道の断水波高の到達時間は最短2時間20分程度である。水門の1,825人2,549人他率は34.5%である。檜原村、奥多摩町以外は断水する。閉鎖の場合の東京都全域の浸水面積は、約4.8km2と30,626人29,523人3,024万トン3,121万トン下水道管きょ*被害率は23.0%で、奥多摩町以外の全市少なく、主な浸水箇所としては堤外河川敷などである。※1小数点以下の四捨五入により合計は合わないことがある。 ※2ゆれ液状化等による建物全壊と地震火災の重複を除去しているため、原因別の被害の合算値と区町村で被害が発生する。 *東京湾平均海面のこと。 は一致しない。 ※3 新幹線の被害を除く。*土木用語で管の水路のこと。[避難者]建物の被害等による避難者は1日後のピーク図7 多摩直下地震M7.3地震動分布 時には338万5,489人となる。[帰宅困難者]都内滞留者と内外からの訪問者を合わせて516万6,126人が帰宅困難者となる。[エレベーター閉じ込め]7,473台で閉じ込めが発生すると想定される。3.0以上3.0以上2.02.00.8 ー 1.20.5 ー 0.80.15 ー 0.50 ー 0.151.01.00.00.019図10 多摩直下地震M7.3全壊建物棟数分布図11 多摩直下地震火災による焼失棟数(冬18時風速8m/s)図12 多摩直下地震M7.3細街路の閉塞分布図1 元禄型関東地震(M8.2)(行谷ほか(2011)モデル)・水門閉鎖の場合の最大津波高及び最大浸水深港区最大津波高2.47m品川区最大津波高2.61m大田区最大津波高2.27m中央区最大津波高2.51m江東区最大津波高2.55m1 81 6江戸川区最大津波高2.11m東京湾埋立地最大津波高2.06m最大津波高(m)最大津波高(m)最大浸水深(m)2 多摩直下地震の被害想定図8 多摩直下地震M7.3液状化危険度分布(M7.3・風速8m/秒・冬の夕方18時・P83 表2) [震度]最大震度7の地域も若干見られ、震度6強が主体となっている。震度6強以上の範囲は、多摩地域の約4割に達する(P83 図7)。[建物被害]都内の約283万棟のうち、揺れ・液状化等(P83 図8・9・10)で7万5,668棟、地震火災(P83図11)で6万3,768棟、建物被害は13万9,436棟となる。図9 多摩直下地震M7.3急傾斜地等の斜面崩壊危険度[人的被害]4,732人が死亡し、10万1,102人が負傷する。死者の半数以上が揺れによる建物被害による。[交通被害]震度6強で建物倒壊が生じる地域では、沿道建物の倒れ込みによる細街路の閉塞が想定される。区部西部から市街地で細街路の閉塞が想定される(P83 図12)。81

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