防災ノート~災害と安全~高等学校版
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3 学びを深めよう 4 これまでの災害に学ぶ 調べる・まとめる これまでの災害をテーマに学ぼう 平成23(2011)年 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)M9・0 平成16(2004)年 新潟県中越地震M6・8 平成7(1995)年 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)M7・3 大正12(1923)年 関東地震(関東大震災)M7・9 関東大震災とは 大正12(1923)年9月1日午前11時58分に発生した関東地震(関東大震災)は、東京を中心に南関東の広い地域に大きな被害を及ぼしました。震源地は相模湾の海底で、深さは約15km、地震の規模を示すマグニチュードは7.9と推定されます。 東日本大震災とは 平成23(2011)年3月11日午後2時46分に発生したマグニチュード9の巨大地震は、東北地方から関東地方に及ぶ広い範囲に大きな被害を及ぼしました。宮城県北部の震度7をはじめ、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県で震度6弱以上、東京都でも震度5強が観測されました。 震災からの復興 関東大震災発生の翌日〔大正12(1923)年9月2日〕に内務大臣になった後藤新平は、9月6日に「帝都復興ノ議」を閣議に提出しました。さらに、9月27日には帝都復興院が設置され、その総裁を兼務することとなった彼は、江戸時代以来と言われる東京の復興計画を提案しました。具体的には、道路や公園、橋などの整備と大規模な区間整理の実施です。約6年半をかけて進められた復興事業によって東京は近代都市へと生まれ変わり、昭和5(1930)年には帝都復興祭が行われました。 ワークシートに書いてまとめましょう 1 過去の災害について、テーマを決めて調べましょう。

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