高等学校版 防災ノート
21/54

5竜巻・大雪21竜巻ポータルサイト(気象庁)竜巻による災害(気象庁)*気象庁のホームページの「竜巻発生確度ナウキャスト」で、たつ巻など激しい突風が発生する可能性のある地域を事前に確認できます。竜巻の発生竜巻に似た突風竜巻から身を守るためにワークシートに書いてまとめましょうP53ワークシートチェックリストわが家の防災アクションワークシートダウンロード知る考える(防災システム研究所提供)もっと詳しくもっと詳しく●竜巻の予兆を見逃さない・真っ黒い雲が近付き、周囲が急に暗くなります。・雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりします。・という耳慣れない音がします。・気圧変化により耳に異常を感じます。・ヒヤッとした冷たい風が吹き出します。ひょう・大粒の雨や雹が降り出します。・物やごみなどが巻き上げられ、飛んできます。 1 災害の特徴から考えようPDF版Word版1ダウンバースト=積乱雲から吹き降ろす下降気流が、地表に衝突して水平に吹き出す激しい空気の流れです。被害地域は円形あるいは楕円形など面的に広がります。ガストフロント=積乱雲の下で形成された冷たい(重い)空気の塊が、その重みにより温かい(軽い)空気の側に流れ出すことによって発生します。竜巻が発生したときには、建物などの被害は防げませんが、身の安全を守るための対策はできます。竜巻が間近に迫ったら、直ちに身を守る行動を取ってください。 2 竜巻は、発達した積乱雲に伴う強い上昇気流によって発生する激しい渦巻きです。台風や寒冷前線、低気圧などに伴い発生します。日本では、平均して年に25個程度、竜巻の発生が確認されています(海上竜巻を除く)。竜巻は季節を問わず全国で発生していますが、特に、積乱雲が発達しやすい台風シーズンの9月、10月に発生確認数が多くなっています。竜巻が発生すると家屋の倒壊や車両の転倒、飛来物の衝突などにより、短時間で大きな被害をもたらすことがあります。●竜巻の被害・人や様々な物が巻き上げられ、吹き飛ばされます。・巻き上げられた物が猛スピードで飛んできます。・飛んできた物が窓ガラスを割ったり壁に刺さったりします。・軽い木材であっても住宅の壁に刺さったり突き破ったりします。・内圧と外圧の差(気圧差)でガラス窓などが吹き飛びます。竜巻による災害

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る