4火山20TOKYO強靭化プロジェクト(東京都攻策企画局)富士山の灰は東京にも積もる市街地における降灰の例(桜島)大規模噴火時の行動と基本的な考え方ワークシートに考えを書きましょう考える島しょの噴火では全島避難が必要になることももっと詳しく 1 災害の特徴から考えようワークシートダウンロードPDF版Word版11あなたの住んでいる地域で、富士山の噴火で予測される危険には、あなたの住んでいる地域で、富士山の噴火で予測される危険には、どのようなことがありますか。どのようなことがありますか。22火山の噴火の危険から身を守るために、どのような行動をとりま火山の噴火の危険から身を守るために、どのような行動をとりますか。すか。噴煙上昇中の状況(16時35分頃)(気象庁,2013a)噴煙が鹿児島市内方向へ流れている状況(17時45分頃)(気象庁,2013a)鹿児島中央駅付近の降灰状況(17時10分頃)(気象庁,2013b)東京を取り巻く状況 過去100年間で、伊豆大島3回(28〜36年間隔)、三宅島4回(17〜22年間隔)、島しょでの火山噴火が発生しています。 富士山が大規模に噴火した場合、最悪のケースでは、降灰は多摩地域をはじめ区部にも達し、インフラ被害が想定されています。◆ 噴火や風向・風速の状況に応じて、段階的な対応を取る必要があります。【降灰により家屋が倒壊する可能性がある等】◆ 火山灰の重みによる木造家屋の倒壊が予測される降灰厚に達する前や、土砂災害緊急情報をもとに降灰後の土石流発生前に、避難を完了してください。【その他の降灰地域】◆ 降灰により、生活支障が広範囲・長期に及び、社会的混乱が発生します。◆ 噴火前の地震等、火山活動活発時に、地域を離れることが可能な人は、降灰が想定される範囲外へ避難してください。◆ 噴火期間中、降灰範囲に残っている人は備蓄を活用して自宅・職場等に留まり、必要に応じて、利用可能な交通機関を使って降灰範囲外へ避難してください。【噴火と降灰の状況】 平成25(2013)年8月18日16時31分に噴火が発生。噴煙は火口縁上5000mに達し、中心市街地方向に噴煙が流れました。鹿児島市役所では約300g/㎡(厚さ0.2〜0.3㎜程度)の降灰を観測しました。【鹿児島市街地等への影響等】当時の報道等によると、この降灰によって主に次のような影響等がみられた。・鹿児島県内を通るJR日豊線は1時間半にわたり運転を見合わせた。・噴火当日は、ライトを点灯し徐行する車が目立った。・歩行者では傘をさしたりハンカチを顔に当てる様子が見られた。・翌日(19日)は、早朝から清掃車、散水車あわせて約60台が出動し清掃にあたった。火山の噴火が起こったら
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