中学校版 防災ノート
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25原子力による災害1 災害特の徴考らかうよえのそ他6福島第一原子力発電所事故について●離れる (距離)●間に重い物を置く (遮へい)●近くにいる時間を短く (時間)放射線から身を守る方法非常時の退避や避難の考え方●・テレビやラジオ、防災無線等で正しい情報を入手します。・誤った情報やうわさに惑わされないように注意します。・隣近所と情報内容を確認し合います。●屋内退避・ドアや窓を閉めます。・換気扇やエアコンの使用を控えます。・外から帰ってきたら手や顔を洗い、着替えます。・木造家屋より遮蔽効果が高いコンクリートの建物への退避指示が行われることもあります。●避ひ難なんたい ひ指示に従う・戸締りを確認し、長袖の服やマスクを着用します。・隣近所にも知らせます。中学生・高校生のための放射線副読本(文部科学省)もっと詳しく知る 平成23(2011)年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震及びそれに伴う津波により、安全対策が不十分であった福島第一原子力発電所では原子炉を冷やす機能が失われ、高温になった燃料棒が溶けてしまいました。さらに、原子炉内に閉じ込めておかなければならない放射性物質を閉じ込めておく機能が劣化したため、放射性物質が大気中に放出され、福島県をはじめ東日本の広範囲に拡散し、被害をもたらしました。 また、この過程で原子炉から発生した水素ガスが爆発し、原子炉建屋が損壊しました。このため、事故の後、国は速やかな避難指示や食品の出荷制限などの対応を行いました。 爆発事故を起こし、天井部分が吹き飛んだ福島第一原子力発電所1号炉と2号炉。ここから大量の放射性物質が空中に放出され、東日本の広い地域に広がった(東京電力ホールディングス提供)。じ しん ひ がいひ なんろろととなりとなりしゃへいかん き せんたい ひたい ひ  ひ なんしゃ

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