中学校版 防災ノート
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211 災害特の徴考らかうよえ山火4火山の噴火による災害溶よう岩がん流りゅう 噴出した溶よう岩がんが地表を流れる現象です。溶岩流は速いものでも時速30kmほどですが、高温のため山林や建物などが焼け、道路などは埋められます。溶岩が冷えると固まって岩になるため、復旧は容易ではありません。噴火警戒レベル火か砕さい流りゅう 火砕流とは、高温の火山ガスとともに熱い溶岩や火山灰などが山の斜面を高速で下ってくる現象です。速度は時速100km前後になることもあり、温度は数百度に達すると言われています。火砕流が発生してからでは間に合いません。避難勧告が出されたら速やかに避難しましょう。火山灰・火山ガス 火山から噴き出す噴煙には、噴石や火山灰が混じっています。火山灰は風に乗って広い範囲に降り注ぎ、堆積します。火山灰は農作物を枯らすほか、人の目や鼻に入って異常を引き起こすことがあります。レベル 5レベル 4レベル 3レベル 2レベル 1かさいりゅう東京都の火山(東京都防災)もっと詳しく火山噴火の仕組み(気象庁)もっと詳しく知る 噴火警報・予報の中で発表される噴火警報レベルは、火山活動の状況に応じてレベル1からレベル5まであります。各レベルに応じた行動をとりましょう。危険な居住地域から避難する警戒が必要な居住地域で高齢者等の要配慮者の避難、居住地域で避難準備をする登山禁止・入山規制、居住地域近くまでの危険地域の立ち入り規制活火山であることに留意して、自治体の規制に従い、危険なところに立ち入らない火口周辺の立ち入り規制 火口や山腹から噴出される火山ガスには、二酸化硫黄、硫化水素などが含まれ、のどや目に影響を及ぼします。濃度の濃いガスを吸うと、命にかかわることもあります。 三宅島の火砕流[平成12(2000)年8月29日撮影](都立三宅高等学校提供) 伊豆大島噴火の溶岩流[昭和61(1986)年11月19日撮影](気象庁提供) 三宅島の大規模噴火[平成12(2000)年8月10日撮影](気象庁提供)ふん噴火のしくみを学ぼう(NHK)10分ふん か動どう画がをみるひなんかんこくか さいりゅうか さいりゅうようがんりゅうふん か ふん か ようがんようがんしゃめんひなんひ なんひ なんりょしゃ   ひ なんけいかいこうれいしゃ    ようはいふんふふんしゅつのう ど  こえんふんせきりゅうにさんかいおうかすいそふん   かふん か けいかいかざんふん かふん かようがんりゅう

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