安全教育プログラム 第16集
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導 展 入12 開 展 開 まとめ9 安全の実践事例(生活安全②)1 ねらい  距離感が守られないときに取るべき行動を理解し、相談方法を身に付けることができるようにする。二次被害が起きないための発言や行動ができるようにする。2 指導の実際〇「生命(いのち)の安全教育」の目的を知る。〇よりよい人間関係、性暴力とは何かについて考える。〇親切にした相手からしつこく誘われる場面を示し、ロールプレイで断り方を考え、発表する。〇この体験を被害者が友人に告白した場合、友人として被害者にどのような言葉をかけるかを考えワークシートに記入する。〇被害者は悪くないこと、被害に遭ったときは専門機関や信頼できる人に相談することを確認する。◎ 気分が悪くなった場合は授業中にいつでも退席してよいことを伝える。◎文部科学省の「生命(いのち)の安全教育動画教材(高校)」を使用して説明する。◎性暴力にはどのようなものがあるか例示し、性別、年齢に関係なく起こり得ることを伝える。二次被害とは何かを伝える。◎相手を怒らせないように誘われた後の会話の続きを考えさせる。◎数組に発表させる。◎被害者の気持ちを汲んだセリフを考えさせる。二次被害を防ぐことの大切さを伝える。■性暴力の被害者、加害者、傍観者にならないための行動が理解できたか。〇相談機関について伝える。5555○主な学習活動◎支援・留意点 ■評価指導事例(第1時/1時間) 生徒の学習状況●親切心から声を掛けた相手にしつこく誘われたときに、どう対応すれば安全なのかを考えることができた。断り方によって自身に危険が及ぶことに気付かない生徒もいたため、相手を怒らせないようにすることを伝えた。生徒の変容●自分が嫌だと思ったときには、はっきりと断ることが大切であることを理解し、そのように行動したいと考えていた。相談内容を他人に拡げることで二次被害の加害者になることに気付いた生徒も多くいた。

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