安全教育プログラム 第16集
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2生活安全①トイレでの約束が分かるために、パネルシアターを活用した事例 幼稚園 4歳児(2年保育)50501 題材名  トイレでの約束を守ろう2 「必ず指導する基本的事項」との関連区分Ⅰ-6 生命(いのち)の安全教育生命を大切にすることを理解し、性暴力の加害者、被害者、傍観者にならないようにする。目標内容自分と相手の心と体を大切にすること。(Ⅰ-6-①)3 教材化の視点(身に付けさせたい資質・能力) 入園してから6月頃までは、安全面上の配慮や幼児がトイレでの手順が分かって安心できるように、クラス全員でトイレに行く時間を設けたり、個別で教職員が付き添ったりしていた。1学期の後半には、トイレでの手順が分かるようになってきたため、トイレに行きたい時や行くべきと自分で判断した時に排泄に向かえるよう、対応の仕方を変えていった。2学期に入ると、友達への関心が大変高くなり、トイレに行くときも一緒に行きたいなど、つながりが強くなってきたが、トイレの個室まで友達と入ったり、個室に入った友達が気になり下の隙間や上からのぞき込んだりする姿が、見られるようになってきた。 そこで、トイレでの約束を知り、自分と相手の心と体を大切にしようとする意識を育みたいと考え、改めて学級の活動として指導を行うことにした。4歳児●トイレの個室は一人で入ること、覗こうとしてはいけないことの約束を知る。●パンツで隠しているところは、人に見せない大切な部分であることが分かり、トイレでの約束を守る。単元(題材)について指導計画指導の工夫 パネルシアターを活用し、視覚的に分かりやすく楽しく教師の話を聞けるようにした。お話の途中で幼児に問いかけて、自分なりに思ったことや考えたことを受け止め、認めながら学級で共有できるようにする。生活安全における実践事例

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