安全教育プログラム 第16集
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5(1)教育課程と安全教育※ 幼稚部教育要領 第1章 総則 第4 6 全体的な計画の作成、小学部・中学部学習指導要領 第1章 総則 第2節2(3)にも関連内容が記されている。44 特別支援学校高等部学習指導要領(平成31年告示)第1章 総則 第2節 教育課程の編成 第1款の2(3)では、「安全に関する指導」について次のように示されている。その趣旨を踏まえ、安全に関する指導は、学校における教育活動全体を通じて行われなければならない。特別支援学校高等部学習指導要領(平成31年告示) 学校における体育・健康に関する指導を、生徒の発達の段階を考慮して、学校の教育活動全体を通じて適切に行うことにより、健康で安全な生活と豊かなスポーツライフの実現を目指した教育の充実に努めること。特に、学校における食育の推進並びに体力の向上に関する指導、安全に関する指導及び心身の健康の保持増進に関する指導については、保健体育科、家庭科及び特別活動の時間はもとより、各教科・科目、総合的な探究の時間及び自立活動(知的障害者である生徒に対する教育を行う特別支援学校においては、各教科、道徳科、総合的な探究の時間及び自立活動。)などにおいてもそれぞれの特質に応じて適切に行うよう努めること。また、それらの指導を通して、家庭や地域社会との連携を図りながら、日常生活において適切な体育・健康に関する活動の実践を促し、生涯を通じて健康・安全で活力ある生活を送るための基礎が培われるよう配慮すること。 障害のある児童・生徒等が、危険を予測し回避する能力を身に付け安全に行動できるようにするためには、落ち着いて冷静に考える力や、前後の事情を総合的に判断して適切な意思決定から行動に移す力などを育てること、障害の程度に応じて、話し言葉だけでなく表情や身振り手振り、手話、絵カードなどを適切に使ったコミュニケーションを身に付けることが大切となる。 心理的に不安になったり緊張したりする状態が続くと、集団への参加が困難になることが想定されるため、情緒の安定を図る方法の工夫や、必要に応じて環境を改善していくことなどが求められる。様々な場面を想定し、危険に対する認知やその予測、危険を避ける力などを育成するとともに、災害発生時においては、冷静に適切な行動ができるようにすることが大切である。特別支援学校          

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