安全教育プログラム 第16集
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8 安全教育の計画例(幼稚園)安全教育に関する法令等生活安全発達を見通した指導方針生活や行動等の安全管理(対人管理)教職員の園内研修 4月:防犯訓練、避難行動の共通理解    安全教育プログラムを用いた安全教育の    共通理解 5月:園周辺の地域の実態把握    消防署と連携したAED取扱訓練 9月:学校安全教室指導者講習    (校内講習会の実施) 12月:不審者侵入時の対応訓練 1月:消防署と連携した消火訓練目指す幼児像安全教育の目標を実現するための基本方針安全学習及び安全指導の指導方針等園の教育目標安全教育の目標育てようとする資質や能力及び態度交通安全安全管理との関連園の環境(対物管理)推進組織及び評価災害安全関係する領域事件・事故や災害発生時の危機管理○危機管理マニュアルを熟知し、幼児の安全を最優家庭・地域・関係機関との連携○親子交通安全教室、親子防災訓練等、家園の現状等○学校教育法第23条(幼稚園の目標)○幼稚園教育要領○学校保健安全法第27条○第3次学校安全の推進に関する計画○東京都教育ビジョン(第4次) 基本的な方針6 「健やかな体を育て、健康で安全に生活する力を育む教育」○区市町村教育委員会の教育目標・教育プラン○意欲的に遊びや生活に取り組む幼児○自分の身の周りの人や物の状況に関心をもって行動する幼児○約束を守る大切さが分かり、進んで行動する幼児〇幼児が地域に親しみの気持ちがもてるようにするために、計画的に園外活動を実施し、地域とのつながりをもてるようにしていく。〇実際に道を歩く際に、交通ルールについて教師が幼児自身に気付かせる言葉を掛けたり、幼児が気付いたことを共有したりして、幼児が自分で気付いて行動できるようにする。〇幼児の安全な生活に対して、保護者と課題や指導の在り方を共通理解し、計画的に啓発を促す。○日常の園生活の具体的な場面を捉え、危険な行動を振り返り、適切な行動を認識できるよう指導する。○遊具や用具の適切な使い方が分かり、安全に生活できるようにする。○体を十分に動かす体験を通して、機敏性やバランス性を養う。○身の回りの危険に気付き、自分で判断して行動する態度を育てる。〇自分の体は自分だけのものであり、大切にすることなど、生命(いのち)の安全教育について指導する。(3歳児)幼児の興味や関心を捉え、気付きを受け止めながら信頼関係を 築くことで、幼児が安心して行動できるようにする。(4歳児)周囲の状況に気付いて行動できるよう促すことで、幼児が状況に 合わせて必要な行動をとることができるようにする。(5歳児)気付いたことを発信したり、友達と共有したりできるようにすること で、幼児が安全に生活するために必要なことを自分で考えて行動 できるようにする。○常に幼児の心身の健康状態の把握に努め、情緒の安定を図る。○施設や遊具・用具を使用する時のきまりや約束について指導を徹底する。○手洗いの呼びかけや消毒等、感染症対策のために必要な指導を徹底する。元気いっぱい 笑顔いっぱい 夢いっぱい○自分の命を大切にする気持ちをもつ。○教職員や保護者の話を聞いて、必要なことに気付く。○分かったことや経験したことを基に自分なりに予測し、見通しをもって行動する。○日々の登降園や園外活動等を通して、道の歩き方や交通ルールを学び、安全に対する意識を育てる。○保護者会や降園時に定期的に安全に対する啓発を行うとともに、保護者と幼児で交通安全について話す、聞く機会をもつことができるようにする。○地域や関係諸機関と連携して、地域内の交通事情を把握し、幼児の交通安全教育に生かす。(定期点検)〇毎月安全点検日を設定し、園舎内外を教職員全員で点検する。(日常点検)〇遊具・用具の安全点検及び保育室・園庭の環境整備をする。○小学校と連携した安全教育推進委員会の設置○安全教育推進委員長を中心とした毎月の安全点検・避難訓練の実施○毎月の評価会議、年度末の園評価を活用○学校安全計画を見直すサイクルの確立 育つ(本園)の子供○きまりや約束を守り、安全に生活しようとする態度○身近な人を信頼し、互いを大切にする心○自分から危険を予測し、状況に応じて行動する力心身の健康に関する領域「健康」○いろいろな遊びを通して十分に体を動かす中で、安全についての構えを身に付け、自分の体を大切にしようとする気持ちを育てる。○危険な場所、危険な遊び方、交通事故、災害時などの行動の仕方が分かり、安全に気を付けて行動することができるようにする。○新設の高層マンションや鉄道、道路など大規模な工事が多い地域で、トラックなど大型車が頻繁に通る。○日常の中で運動する機会が少なく、転んだ時に手を付けなかったり、動きがぎこちなかったりする姿が見られる。○交通ルールを守ることや、安全に気を付けて歩くことの大切さは分かっているが、登降園や園外保育で歩道を歩く時に状況を把握した上で、判断し、適した行動をとることに課題がある。○実践的な避難訓練を通して、いざという時に、落ち着いて自分の身を守る力を育てる。○地域・家庭・関係機関と連携した、体験的な活動を多く取り入れ、災害時に慌てずに行動する能力を育てる。○Jアラートについて指導する。先に、迅速な報告と的確な初期対応を行う。○災害発生時における保護者との連絡手段及び幼児の引き渡し方法を確立する。○近隣の関係機関と緊密な連絡、情報交換をし、適切な対応を行う。〇危機管理マニュアルを見直し、改善を図る。庭への啓発活動○消防と連携した避難訓練○警察と連携した交通安全指導○地域の防犯ボランティアとの連携29(3)学校安全計画(全体計画)

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