安全教育プログラム 第16集
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「『生きる力』を育む学校での安全教育」(平成31年3月 文部科学省)一部抜粋評価者児童・生徒等〇日常的・定期的な「安全指導」後保 護 者関係機関(消防職員等)評価の場面例〇「安全学習」後〇安全教育に関する授業参観時〇避難訓練等の行事の後〇学期末、学年末の学校評価〇防災教育推進委員会(都立学校)〇避難訓練、防災訓練後評価の方法例〇 日常の安全行動を振り返るワークシート〇 安全に関して気が付いたことを交流するグループ活動〇アンケート用紙〇保護者会等の懇談〇アンケート用紙〇行事後の講評懇談26 安全教育において評価を行うことは、安全教育の目標がどの程度達成されたか、その状況を知るとともに、教育内容や方法における問題点を明らかにし、よりよい教育内容・方法を作り上げていく上で非常に重要である。 カリキュラム・マネジメントの一環として、安全教育において児童生徒等の意識の変容などの教育課程の実施状況に関する各種データの把握・分析を通じて、安全教育に関する取組状況を把握・検証し、その結果を教育課程の改善につなげていくことが求められている。 安全教育を充実させていくためには、実施状況を適切に評価し、問題点を明らかにしていくことが重要である。そのためには、指導計画等と合わせて、評価の観点を定めておくことが大切である。 評価の観点としては、例えば、「指導計画」、「指導方法・指導過程」、「児童・生徒等への指導の成果」などの評価の観点を設定するなど、安全教育を総合的に捉えて評価できるように工夫することが重要である。 各学校においては、学校種別や学校周辺の地域の環境等、自校の実態に即して、評価の観点や具体的な項目を工夫していただきたい。参考として、「安全教育の改善につなげる評価 チェックリスト例」を示す。 安全教育を総合的に捉えて評価していくためには、評価の観点とともに、評価の方法(対象や場面)を工夫することが大切である。 例えば、下表のように、児童・生徒等及び保護者や関係機関からの評価を得るようにするなど、多面的・多角的に安全教育の実施を捉えるように工夫したい。 自校における安全教育の評価を充実させ、指導計画等の改善を図るためにも、安全教育の評価の方法について各種会議等を通して教職員に共通理解できるようにしておくことが必要である。(1)評価の意義と観点(2)評価の方法安全教育の評価の意義と方法   7 安全教育の評価1

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