安全教育プログラム 第16集
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全校生徒が集まる機会での一声指導朝の会や、帰りの会での一声指導18 日常的な安全指導は、「必ず指導する基本的事項」を確実に身に付けさせるために、日常的な教育活動の中で、繰り返し一声掛ける指導のことであり、「一声(ひとこえ)指導」と言う。〔実施の場と時間〕【日常的に行われる教育活動】朝の会や帰りの会、給食の時間、ショートホームルーム等 一声指導では、児童・生徒等にどのような力を身に付けさせたいか、ねらいを明確にすることが必要である。一声指導には、「必ず知っておかなければならないことを確認させるための一声指導」と「適切な意思決定や行動選択ができるように、意味を考えさせるための一声指導」がある。ねらいに即した一声指導が行えるよう理解しておくことが大切である。 その上で、季節や学校行事、事件・事故の発生傾向等に照らして、「どの時期に」、「どのような一声を掛けるのか」、年間を見通して、計画的に指導することができるようにしておくことが重要である。また、「安全学習」や他の教育活動における「安全指導」との連携を重視すること、指導の内容、方法、時期、回数などについて十分検討し、地域の環境や児童・生徒等の発達の段階等の実態を踏まえることが求められる。(1)日常的な安全指導(一声指導)、実施の場と時間(2)一声指導のねらいと実施におけるポイント○ 必ず知っておかなければならないことを確認させるための一声指導(例)「二人乗り運転、並進通行、傘差し運転は、道路交通法で禁止です。」○ 適切な意思決定や行動選択ができるように、意味を考えさせるための一声指導(例)「自転車に乗るときにヘルメットをしていないと、どんな危険があるでしょうか。」2安全指導(日常的な安全指導)         

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