5 安全教育の確実な実施のために 各学校においては、安全教育の目標を踏まえ、学校、地域の実態及び児童・生徒等の発達の段階を考慮して、育てたい資質・能力を明確にした上で、学校の特色を生かした目標や指導の重点を設定し、計画的に取り組むことが重要である。 また、育てたい資質・能力を育てるためには、「主体的・対話的で深い学び」の視点を踏まえ、体験的な活動や、身近な生活と関連させた調査などを重視した学習活動の工夫が求められる。 安全学習においては、専門的な知識をもつ警視庁や東京消防庁、自治体の防災担当部署等の関係機関と連携し、児童・生徒等がより実践的に学習できるようにする。 その際、教員が主体となって授業を行い、外部講師からは児童・生徒に対し、専門的な内容について説明してもらうように指導計画を立てることが大切である。 また、以下に、「安全教育プログラム」や「安全教育ポータルサイト」に掲載している実践事例より「安全教育の視点」、「教材化の視点」、「安全教育の視点に立った留意点」について一例として示す。□教科等の目標、教科等の学び方の特性を踏まえた学習になっているか。□地域の特徴に応じた事例等を扱い、実感がもてる内容になっているか。□単元(題材)を通して安全教育の視点で学ぶ内容にするか。 ・指導計画の中で、特定の時間において安全教育の視点で学ぶ内容にするか。 ・1単位時間の中で、安全教育の視点で学ぶ内容にするか。□ 「防災ノート~災害と安全~」、「東京マイ・タイムライン」等が活用できるか。□ 幼児・児童・生徒が学んだことを生かし、実際に行動に移すことを考えられる内容になっているか。【目標】 安全に関する目標と内容を示す。 「必ず指導する基本的事項」で該当する内容を示す。「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「学びに向かう力、人間性等」などを記述すると、育てたい資質・能力が明確になる。【教材化の視点】 目標を達成するための学習活動や具体的な工夫等について記述する。 教科等の特質に応じ、関連する内容について示すことも考えられる。【安全教育の視点に立った留意点】 各時間における指導事項や、指導に当たって、留意すべき点を記述する。 使用する教材・教具などを示しておくことも考えられる。17(2)育てたい資質・能力を明確にする(3)関係機関と連携する(4)授業等を考えるときの確認事項を決める 例えば、次のような視点で確認するように項目を決めておくとよい。
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