安全教育プログラム 第16集
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16【教科等における安全学習】各教科・科目、総合的な学習(探究)の時間、特別活動(学級活動・ホームルーム活動、学校行事等)等 安全学習を確実に実施するには、教科等における安全に関する内容について、学習指導要領から把握することが必要である。 小学校学習指導要領(平成29年告示) 第2章 第2節 社会 第2 各学年の目標及び内容〔第4学年〕2 内容(3)ア 次のような知識及び技能を身に付けること。ア 地域の関係機関や人々は、自然災害に対し、様々な協力をして対処してきたことや、イ 聞き取り調査をしたり地図や年表などの資料で調べたりして、まとめること。イ 次のような思考力、判断力、表現力等を身に付けること。ア 過去に発生した地域の自然災害、関係機関の協力などに着目して、災害から人々を 中学校学習指導要領(平成29年告示) 第2章 第7節 保健体育 第2 各学年の目標及び内容〔保健分野〕2 内容(3)ア 傷害の防止について理解を深めるとともに、応急手当をすること。ウ 自然災害による傷害は、災害発生時だけでなく、二次災害によっても生じること。また、自然災害による傷害の多くは、災害に備えておくこと、安全に避難することによって防止できること。 高等学校学習指導要領(平成30年告示) 第2章 第5節 理科 第2款 各科目 第1 科学と人間生活 2 内容(2)アエ宇宙や地球の科学 ㋑ 自然景観と自然災害第8 地学基礎 3 内容の取扱い(2)イ (前略)㋑の「恩恵や災害」については、日本に見られる気象現象、地震や火山活動など特徴的な現象を扱うこと。また、自然災害の予測や防災にも触れること。今後想定される災害に対し、様々な備えをしていることを理解すること。守る活動を捉え、その働きを考え、表現すること。 自然景観と自然災害に関する観察、実験などを行い、身近な自然景観の成り立ちと自然災害について、人間生活と関連付けて理解すること。(例)「災害安全」に関する内容(1)教科等の安全に関する内容を把握する安全学習5 安全教育の確実な実施のために1 「教科等における安全学習」は、自分や他者の安全を守るためのよりよい行動などをじっくりと考えさせ、深め、追究させる学習活動である。 安全学習では、日常的・定期的な安全指導において指導された「必ず指導する基本的事項」と関連させて、児童・生徒等が危険を予測し回避するために必要な思考力や判断力を高め、適切な意思決定や行動選択ができるようにすることが大切である。〔実施の場と時間〕

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