安全教育プログラム 第16集
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資 料1 避難訓練等の想定場面等の見直し例(1) 設定時間・場面について ア 登下校中 イ 始業前、放課後 ウ 授業中(普通教室・特別教室・体育館・運動場・プール等) エ 休憩・清掃中 オ 校外での教育活動中 カ 他県等への遠足等や宿泊を伴う教育活動中 キ 委員会や部活動中(長期休業日及び学校休業日を含む)(2) 設定時状況について ア 管理職が不在の場合 イ 電話等が不通で、情報の収集や伝達ができない場合 ウ 停電等により、校内放送が使用できない場合 エ 渡り廊下や非常階段等、事前に想定した避難経路が被害を受けて使用できない場合 オ 幼児・児童・生徒・教職員が負傷した場合 カ 校内において幼児・児童・生徒が行方不明になった場合 キ 運動場が液状化し、噴砂、地割れ、陥没等で使用できない場合 ク 島しょ部や東京湾沿岸部等に立地する学校で、津波警報が発令された場合 ケ 地震発生後、火災の発生や津波警報の発令等、被害の拡大により複合災害を想定した場合2 体験的、実践的な避難訓練等にするための改善の視点(1) 学校の種別及び地域の実情に即した避難訓練等を設定する 実施時期・回数・内容等は、学校種別、地域の実情、校舎の安全状況等を踏まえた実践的な訓練を設定する。併せて、「安全教育プログラム」や自校の学校安全計画等における防災教育との関連を考慮して設定する。(2) 形式的、表面的な訓練とならないよう、緊迫感、臨場感をもたせる避難訓練等を実施するア  訓練実施日は予告しておくが、想定災害の発生時刻や被害状況を幼児・児童・生徒、想定によっては教職員にも予告しないで実施する等の工夫をする。イ  消火器や屋内消火栓、担架等を積極的に活用する。ウ  緊急地震速報のチャイム音を活用し、地震発生時に身を守る姿勢をとる訓練等を実施する。その際、「落ちてこない、倒れてこない、移動してこない」空間に身を寄せるよう指導する。エ  廊下等の避難経路に、落下物や転倒物に見立てた段ボール等を置き、危険を避けて避難経路を選択する等、災害発生の推移に合わせた発災対応型の設定を工夫する。オ  一時集合場所や避難場所等まで避難する訓練を取り入れる。(3) 避難訓練等の事前・事後指導を充実するア  避難訓練等の意義を幼児・児童・生徒が十分に理解し、真剣な態度で訓練に臨むことができるようにするために、「自らの命は自ら守り安全に行動できる」ことを基本として、訓練の事前・事後に指導することが重要である。   その際、全児童・生徒に配布した防災教育副読本「地震と安全」を活用し、安全な避難行動を確認する等、指導の充実を図る。イ  消防署員等の防災関係者による避難訓練等実施後の講評や、防災講話を設定する。(4) 特別な支援が必要な幼児・児童・生徒に対する配慮   特別な教育的支援が必要な幼児・児童・生徒には、発達の特性や障害の状況等を踏まえ、必要に応じて避難訓練の想定内容等について事前に個別に説明する等、避難訓練等の実施前後に配慮する。(5) 教職員の役割分担を明確化するア  教職員一人一人が指揮系統や役割分担(情報収集、関係機関への通報・連絡、搬出、救助等)など、校内の協力体制について理解を深め、的確な行動ができるようにする。イ  避難訓練では、様々な役割を担当したり、訓練全体の流れを見たりするなど、教職員の役割を固定しないように工夫する。(6) 家庭や地域住民、関係機関等との連携を密にした避難訓練・防災訓練を実施するア  学校所在地の消防署や町会等の防災担当者と連携し、次のような体験的、実践的な活動を組み合わせて実施する。イ  消防署と連携し、避難訓練時に119番通報訓練を実施する。その際、住所や被害情報等の通報が的確にできるように訓練する。ウ  保護者等に対して避難訓練等の実施日時、内容、主な想定等を情報提供したり、学校公開日等に避難訓練等を設定したりするなどして参加・協力を求める。  なお、避難訓練に引き続いて防災訓練を実施するなど、防災意識を高めるように工夫する。(7) 実施後の評価を次回の避難訓練等に活用する 避難訓練等実施後は、必ずその評価を教職員相互で行い、反省点や改善点、効果的だった点等について次回の訓練に反映させる。そのため、避難訓練等の際に、避難誘導の在り方や幼児・児童・生徒の避難行動が円滑に行われているか評価する役割の教職員を位置付けることも考慮する。・消火器による初期消火訓練   ・煙体験ハウスを活用した訓練  ・起震車体験・D級軽可搬消防ポンプ放水訓練 ・AED取扱い訓練       ・応急手当・宿泊防災訓練         ・避難所設営訓         ・炊き出し訓練 等震災等に対する避難訓練等を実施する上での配慮事項11 参考資料(通知等)101

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